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ライターよもやま話

8.「くださる」と「いただく」




以前、通販会社のメルマガを執筆していたとき、
「○円以上お買い上げくださったお客様には、心ばかりのおまけをプレゼント」
という文章に、クライアントから赤が入りました。

修正後の文章は、
「○円以上お買い上げいただいたお客様には、心ばかりのおまけをプレゼント」

「お買い上げくださった」より「お買い上げいただいた」の方が丁寧な感じがするというのが理由でした。

でもね、ちょっと変な感じがしませんか?

「お買い上げいただいた」のは、通販会社の目線です。
だって、「買ってもらった」のは通販会社でしょう? 本来、自分に対して敬語を使うのは、おかしいはずです。

「お買い上げくださった」なら、「買ってくれた」のはお客様。 お客様に対する敬語は変ではありません。

「お買い上げいただいた」という言い回しはもう十分浸透していて、目くじらをたてることはないと思うのですが、年配の方の中にはとても気にする方がおられるんですよ。

気にする方がいらっしゃる上、本来的に間違った表現は使わない方が良いのではないかとお話しをして、結局、
「○円以上お買い上げのお客様には、心ばかりのおまけをプレゼント」
という表現に落ち着きました。

「くださる」といただく」については、文科相が指針を発表していますので、興味のある方は「敬語の指針」をご覧ください。

いやぁ、敬語って難しいもんですよね(^^ゞ

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